リンク
最新の記事
以前の記事
2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 more... 検索
その他のジャンル
記事ランキング
画像一覧
|
昨夜開催されたDCMDC公演。
『Moon-Looking Dog』 30分 休憩 20分 新作 『I Saw the Elephant』 より第2部 30分 アフタートーク:ホン・スンヨプ×金森穣 『Moon-Looking Dog』は3シーンに分かれ、抽象的なイメージがリズミカルに展開されます。 ホンさんの作品テーマは常に「自我の探究」だそうで、この作品は、犬など、人間ではない視点から見た現代人を感覚的に描いているそうです。 暗く黒い舞台にシャープな照明、音楽、黒い衣裳、独特な動き。 面白い動きが目白押しですが、感情を排したような機械的な動きにも見えます。 そんな中、糸の振り子のようなものをくわえているダンサーの姿が暗闇に時々現れ不気味です。 最後のシーンは最初のシーンに戻ったように見えますが実は違っていて、一人が踊った後、ステージ上に丸い鏡が置かれます。 そのあと全員が丸い鏡をそれぞれ持って蠢き、数秒暗転の後、全員が糸の振り子のようなものをくわえている姿にぞわりとします。 新作『I Saw the Elephant』は、『Moon-Looking Dog』とうって変わってカラフルな衣裳です。 最初、写真等でおなじみの、ダンサーたちが折り重なるような大きな塊が出現します。ゾウを表しているのでしょうか。 塊は徐々にピースとしてほぐれていき、床の黒いシートがはがされていき、ステージは白く変化していきます。 動きはやはり独特ですが、こちらの方がよりハードです。 終盤に向けて、体力勝負とも思える力強さで盛りあがって行きます。 2作品とも特に手の動きに特徴を感じました。 アフタートークは、まず篠田昭新潟市長が登壇しご挨拶、それから金森さんが ホンさんに質問をする形で進みました。 動きはほとんどホンさんが振りつけるそうで、これは金森さんも同じです。 音楽について、創作時はサンプルミュージックを使うこともあるそうですが、メトロノームのみの時もあり、作品ができあがってから作曲家に見てもらい、ホンさんの意向を伝えて曲を付けてもらうそうです。びっくりです。 DCMDCは団員45名と紹介されていますが実際は35名で、ホンさんにはそれでも多人数だそうで10数名がちょうどいいそうです。 ちなみに今回の出演者は12名でした。 音楽、照明、舞台美術、舞台監督等は長年同じ人たちとやっているそうで、 チーム・ホンとも言えるのでしょう。 興味深いお話が続き時間が足りませんでした。 ホンさんのユーモアに時折笑いも出て、通訳の方も上手で、楽しいアフタートークでした。 高い身体性による鋭角的な切り込みでありながら独特の動きがユーモラスな部分もあるホン作品。 Noismとの違いは抒情性の有無と美意識でしょう。 私が金森作品を好きな理由がわかったような気がしました。 来週の中国・香港CCDC公演も楽しみです。 そして今日、明日は18:30/20:30 Noism2×樽砧コラボ公演、 『赤降る校庭 さらにもう一度火の花散れ』! 少しあやしい雲行きですが雨降らないで、赤降れ!! 明日は14:30からNIDF文化鼎談も♪ (fullmoon)
by Noism-Blog
| 2015-08-22 11:37
|
ファン申請 |
||